STAR BUYERS AUCTIONでは2023年3月20日より、会員企業様向けに、市場主としてオークション開催ができるSaaS型新機能の提供を開始いたしました。
SaaS型新機能でのオークションによって、市場主となる会員企業様は買主を集めることなく、国内外あわせて3,500を超えるSTAR BUYERS AUCTIONのパートナー企業※1へ商品を見ていただくことが可能になります。市場開設にかかる費用は無料※2で、出品希望商品の検品や撮影、出品、発送、商品への問い合わせ等の事務局業務は全て弊社 が請け負います。
※1 2023年8月時点でのSTAR BUYERS AUCTIONのパートナー会員数
※2 出品点数や単価等の条件がございます
今回はSaaS型新機能でのオークションを初開催させていただきました、買取サービス「FUKUCHAN」を運営する株式会社REGATEの新村様に本機能でのオークションを行うに至った経緯や魅力などについてインタビューしました。
1.株式会社REGATEについて
ー新村様、本日はよろしくお願いいたします!まず株式会社REGATE様の事業について教えてください。
はい、よろしくお願いします。REGATEでは、大きく2つの事業を展開しております。
まず、「FUKUCHAN」という屋号で出張買取と店頭買取の事業を展開しています。出張買取では40〜70代の年齢層のお客様からの買取が中心です。
そして、キッズリユース事業として「ふくちゃんリユスタ」をスタートさせました。今後の未来に繋げていきたいという想いのもと 、子育て世代の方やお子様向けに買取やフリーマーケットなどを開催しています。
「ふくちゃんリユスタ」はこれからの社会を担う子どもたちに向けて、「やらなければならないリユース」ではなく「たのしいリユース」を目指して事業展開をしています。
ー買取事業がメインとのことですが、買い取った商品はその後どうなるのでしょうか?
買い取った商品は店頭販売や越境を含めたEC販売を行い、他にはライブコマースなどの販売チャネルにも力を入れています。
ただ、買い取ったもの全てに値段を付けて販売できるわけではないので、現在は他社様でのオークションへの出品や、STAR BUYERS AUCTIONとのSaaS型新機能でのオークションに出品という形で動いています。
2.SaaS型新機能でのオークションを開催するに至った経緯
ー買取販売の事業に力を入れている中で、どのような課題があったのでしょうか?
REGATEではこれまで店頭販売に力を入れていたのですが、買い取ったもの全てに値段を付けて販売できるわけではないので、オンライン上で自社オークションも開催したいという話は、社内でもずっと話題に上がっていました。
ただ、自社オークションを開催するためにはノウハウやシステムが必要で、そこにかかるコスト面や労力面が課題として出ていたんです。
ーたしかに、自社オークションを立ち上げる場合のコストや労力は避けられない課題ですよね。その課題がある中で、今回のSaaS型新機能でのオークションの実現はどのような経緯だったのでしょうか?
以前からSTAR BUYERS AUCTIONを利用していた事もあり、運営元のバリュエンスさんとは、頻繁に情報交換をさせてもらっていました。その中で、どうやって自社オークションをスタートさせたのか、オークションに関わるような内容についても話していたんです。
「REGATEでもオークションを立ち上げたい」という話をする中で、バリュエンスさんから「一緒にSTAR BUYERS AUCTIONのノウハウとシステムを活用してSaaS型新機能でのオークションをやりませんか?」というお話をいただき、今回のSaaS型新機能でのオークションの実現に至りました。
3.様々な場所・時間でオークションが開催されている業界の問題
ーきっかけは相談ベースでのお話から、今回のSaaS型新機能でのオークションの実現に至ったのですね。現在、利用するユーザー視点からするとあまりにも多くのオークションが乱立しているような状況があると思うのですが、そこに対してはなにか課題感のようなものはありましたか?
今では多くのオンラインオークションが毎日様々な時間帯で行われていますよね。
オークションバイヤーさん(買手)からしたら、毎日どこかのオークションで落札して、空いている時間で違うオークションの下見をして、入札しての繰り返しになっています。
逆にオークションを開催する側からしたら、バイヤーさんの激しい奪い合いが生まれてしまっているのが現状です。
REGATEが自社オークションに踏み込まなかった理由の一つとしてもそういったところ(オークション開催側同士での激しいシェア・バイヤー争い)は挙げられるかなと思いますね。
ーそうなると自社オークションを開催するにはかなりのリソースが必要になってきますよね。
そうですね。「こうやったら自社オークションは開催できるんだろうな」というイメージはできても、具体的なノウハウがなく、オンラインオークションのシステム構築、入札してもらうための広告宣伝費など、数億円単位のコスト面と労力が掛かる話になってしまうので、なかなか今から動き出せないと感じていました。
4.REGATEオークションを開催して感じたメリットとデメリット
ー3月下旬からSaaS型新機能でのオークションを開催されていますが、どのような反響がありましたか?
別のオークション会場や違う市場に出入りしたときに声をかけていただくことが多くなりました。REGATEという名前が少し世の中に広がったなっていう点で、すごく反響を感じています。
ー反響があったのは弊社としても嬉しいです!今回SaaS型新機能でのオークションを実施して感じたメリットやデメリットはありますか?
メリットに関しては、自社オークションを開催する上で課題となっていたコスト面の大幅な削減ができたというところですね。
加えて、「REGATE AUCTION」をスタートさせた初回に、バリュエンスさんの持つ多くのパートナー様からの入札があり、本来かかる広告宣伝費や広報の費用を考えると非常に大きなメリットだったと感じています。
デメリットは正直あまり思いつかないのですが、商品の出品基準はSTAR BUYERS AUCTIONのルールに則る必要があるので、自社オークションと比較した時に、出品できる商品に多少の制限があるという点くらいでしょうか。
ただ、この点に関してはありがたいことにバリュエンスさんに相談したところ、「出品できる商品の幅を広げていきましょう」と前向きに話を進めて頂いています。
ーメリットの1つにパートナー様からの入札があったとのことですが、SaaS型新機能でのオークションが集客プロモーションとしても機能しているのですね。
おっしゃる通り、STAR BUYERS AUCTIONの集客プロモーションの力は最大限に活かさせていただいていると思ってます。
あと先日、バリュエンスさんの営業担当とお会いしたとき、SaaS型新機能でのオークションが開始される前に海外のパートナーさんにも「REGATE AUCTIONを始めます」というような形で事前に説明会などを開いていただいたという話を伺いました。
そういった水面下で、REGATE AUCTIONを盛り上げるために動いてくださったり、すごいバリュエンスさんの力をお借りしたなと感じています。
5.蓄積された情報を素早く活かすことが重要
ー今後、SaaS型新機能でのオークションを検討している企業様に役立つ情報として、SaaS型新機能でのオークションをする上で準備しておけば良かったと思うことはありますか?
それでいうと「どういう商品が高く売れる」「どういった商品が伸びる」などの情報を、バリュエンスさんともっとうまく連携をして早い段階で落とし込むことができれば、もっと飛躍させることができたのかなと感じています。
ー参加するお客様によって需要も大きく違ってくるので、開催しないとわからないポイントでもありそうですね。
そうですね。今まではずっと同じオークションに出品し続けるより、商品の回転率を考えて、オークションが開催されるいろんな企業様に商品を売却して、スピード感重視でやっていました。
ただそうなると、落札価格がオークション会社によってズレてくるので、何が伸びるかという情報は蓄積しづらいという問題がありました。
データが蓄積されないので、「タイミングなのかな」「このオークションではこの商品が高いのかな」というのがはっきりわからなかったのですが、今回REGATE AUCTIONに1本化したことで、それらのデータが目に見えて表れるようになったのはとても良かったですね。
6.REGATEオークションの今後の展望
ーSaaS型新機能でのオークションに対して、今後期待していることや展望などはありますか?
現状は、REGATEが他の取り組みや店頭での販売を重視している事もあって、このSaaS型新機能でのオークション自体をまだフルに使いきれていないところもあると思います。
今後REGATE AUCTIONを続けていく中で、利益率であったり売却率であったり、そういった数値を協力し合って出していくことによって、もっと出品スピードや出品量、出せる商品の幅などを改善していけると思います。
展望としては、もっとREGATE AUCTIONを盛り上げて、他のオークション業者の方にも一目置かれるオークションに育てていきたいと思っています。
ー新村様、本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!今回改めてこのようなお話しができてとてもいい機会だったと感じています。今後もREGATEオークションをもっと盛り上げていくために弊社もまだまだ頑張っていきたいと思います!
今回のこちらの記事よりSaaS型新機能でのオークションについてもっとよく知りたいと思ったご担当者様は下記よりお問い合わせください。
お問い合わせ先
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メールアドレス:auction@valuence.inc