中古ブランド品の新たな仕入れ先として注目される、日本のネットオークション。世界各国のバイヤーが続々と参加し始め、活況を見せている状況です。なぜ、日本のネットオークションが注目されているのか、仕入れ先としてどのような魅力があるのか、詳しく解説します。
世界的にも珍しい、日本のネットオークションの存在
そもそも、グローバルにおいて中古ブランド品を仕入れるには、自社買取や展示会・卸売での取引、業者間取引などが一般的です。しかし、日本では中古ブランド品を取り扱うB2Bオークションが存在し、以前より国内業者の仕入れ先として支持されてきました。
そして2020年、COVID-19の世界的な感染拡大が、日本のB2Bオークションのネットオークション化を加速しました。オフラインでの開催が困難になったことにより、かねてよりオンライン化を検討していた主催者から先駆けて、ネットオークションの開催に移行したのです。
ネットオークション化により増えたのが、グローバルバイヤーの参加です。かつてのオフラインオークションでは、日本国内に会社を持ち「古物商許可証」という国内のライセンスを持った業者でなければ参加できませんでした。しかしネットオークションになったことにより、手続きが簡易になりました。IDによるオンライン上の審査を経てアカウントを開設すれば、自国から手軽に参加することができるようになったのです。
日本のネットオークションの活況
上のグラフは、日本の大手ネットオークション STAR BUYERS AUCTIONの参加企業数の推移です。時計、バッグ、ジュエリー、アパレルなどの中古ブランド品を扱う同オークションでは、オンライン化した2020年3月から、グローバルバイヤーの参加によって一気に参加数が増えたことがわかります。活況により、買い主だけではなく、価格の引き上げを狙う売り手も集まり、委託出品で質の高い商品が集まるという好循環が生まれています。
日本のネットオークションがグローバルのバイヤーに支持される4つの理由
ではなぜ、日本のネットオークションがグローバルのバイヤーに支持されるのでしょうか。それには4つの理由が考えられます。
(1)質の高い商品
日本国内に流通する中古ブランド品は質が良いことで知られています。国民性として「物を大切に扱う」ことが根付いており、綺麗で状態が良く、新品に近い状態の品がネットオークションに集まりやすいのです。
(2)信頼性
日本に流通する中古ブランド品は、他国と比べコピーが少ないと多くのバイヤーから評価されています。国民のブランドに対する知識・関心が深く、またネットオークションに出品される際も厳重に検品されるため、「日本に流通しているものなら安心」という信頼性が高いのが特徴です。
(3)豊富な商品流通数
日本人はブランド好きとして知られています。老若男女問わずブランド品を所持する人が多いため、人気商品が中古市場に多く出回ります。
また、「物を大切に扱う」国民性により、日本では古くよりリユース文化が発達しており、世界的に見てもリユース先進国と言えます。中古ブランド品の買取を行う店舗も各地に充実しており、「手持ちのブランド品を売って、新たなブランド品を購入する資金とする」消費者が多く、中古市場の規模も大きいことが特徴です。
(4)卸値で購入できるネットオークション
何よりバイヤーにとって魅力的なのは、中古ブランド品のB2Bネットオークションという場、そのものです。質の高い中古ブランド品が豊富に流通し、かつ業者向けの卸値価格で購入できるオークション市場は、世界的にみても希少。これまで、展示会などで売り主の言い値で仕入れなければならなかったバイヤーにとって、これほど魅力的な仕入れの場は少ないでしょう。
日本のネットオークションに参加するなら
先述のように、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を機に、日本のネットオークションのオンライン化が進み、多数のネットオークションが生まれています。グローバルからの参加が容易となった今、参加しない手はありません。
多くのバイヤーに支持されているサイトの一つに、日本大手のネットオークションSTAR BUYERS AUCTIONが挙げられます。
時計、バッグ、ブランドジュエリー、ジュエリー、アパレルなどの各オークションが、毎月2回定期的に開催されています。各回2万5,000点以上という取り扱い点数の豊富さを誇るB2Bネットオークションは、日本国内でも稀有な存在です。
英語、中国語、フランス語などの言語サポートなども充実しており、既にアメリカ、ヨーロッパ、中国、東南アジアなどの各国から、多数のバイヤーがオークションに参加しています。
日本のネットオークションに興味のある方は、まずはこちらより、詳細を確認してみてください。